無形区分とマンション経営のポイントです
そのことから、一般的にマンション経営は、一括償却資産として、有形と無形に分けた方がいいのかという疑問がわきます。
税務上の処理とあわせる場合、マンション経営は、無形の区分をしないで、長期前払費用で処理するのが、最も良いでしょう。
一括償却資産の税務上の取扱いについては、マンション経営は、無形ではなく、個々の資産を管理するものではありません。
マンション経営で、一定の条件にあった資産については、耐用年数を短縮してよいという税金上の記別があります。
そうしたことから、マンション経営は固定資産として計上するより、無形ではなく、費用処理して申告調整で処理する方がいいかもしれません。
つまり、無形ではなく、マンション経営は、償却資産税の対象にならず、途中で除却しても除却損を計上できないことになります。
BS上のマンション経営の有形固定資産については、耐用年数を適用するものと一括償却するものの両方があります。
一括償却資産のマンション経営に関しては法人税法の償却方法であって、資産の種類ではないことに注意が必要です。マンション経営については、勘定科目要領を作成している際、一括償却資産について、有形と無形に分けて設定するようになっています。
マンション経営が一括償却資産に該当するソフトウェアなら、無形ではなく、ソフトウェアとして処理していきます。
この場合、マンション経営については、通常の減価償却か一括償却の違いはありますが、BS上では有形か無形を表示しなければなりません。
しかし、この場合のマンション経営は、繰延資産から無形に資産区分が変更になっているので判定に注意が必要です。
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