簿記検定は、簿記能力を検定する試験ですが、日本では色々な団体が主催しています。
一般的に目にする機会の多い簿記検定と言えば、全商簿記か日商簿記の二つですね。
どちらも紛れもない簿記検定ですが、それぞれ意味するところが異なるため
資格としての扱いに注意知る必要があります。

全商簿記は、全国商業高等学校協会による簿記検定の事で主に高校生を対象としています。
それに対して日商簿記というのは、日本商工会議所による簿記検定であり、
こちらは社会で広く扱われている簿記です。

簿記検定1級なんです


当然級が上がるごとに難易度も上がり、と考えるのが一般的なのですが簿記検定の場合は少し様子が異なるようです。
3級と2級の内容をしっかり把握し、他人にわかりやすく説明できるレベルというのが簿記検定1級に要求されます。
ただし簿記検定は日本商工会議所が扱っているため、ネームバリュー自体は十分にあると言えます。
実際に、簿記検定を資格欄に記入して就職や転職において格段に有利となるかというと難しそうです。
とは言え、簿記検定の1級ともなると学生の頃から取得するのは容易ではないためある程度注目されるかもしれません。
パソコンを使うという事は共通していても、その内容が違えば作業も違います。
それぞれの分野で1級から3級まで用意されており、更に簿記検定文書作成とデータ活用にはベーシック級が用意されています。
ベーシック級とは、言ってみれば入門編のようなものです。
簿記検定において、このベーシック級はパソコン操作ができれば合格が見えるレベルです。
簿記検定には等級の他に、データ活用やプレゼン資料作成という分野があり試験内容も違ってきます。
パソコン技能の習得こそが簿記検定の目的であり、資格そのものに注目する事はあまりないかもしれません。
というのも、1級に関しては3級や2級とは違い単に上位という位置づけではないのです。
となると、最初から簿記検定の1級を目指すのではなく段階的に目指していく方が結果的に効率的という事になるのでしょうか。
もちろん受験料や試験日の問題があるので、一概にどう簿記検定を受けるのがベストかを言い切ることはできません。

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