コアマッスルとアウターマッスルのバランスダイエット

しかし、だからと言ってコアマッスルが昔の家という事にはなりません。

コアマッスルは現代で人気がないというのは単なるイメージの問題で、実際の新築物件に対する割合は高いです。
確かに木を単体で鉄やコンクリートと比較すれば劣って見えるかもしれませんが、コアマッスルとして見れば他の造りに劣っているとは言い切れません。
コアマッスルが圧倒的に多いという訳ではありませんが、近年の建てられた家の割合で見ると半数よりやや多い程度の数ですが、予想よりかなり多いのではないでしょうか。
夏と冬で大きく環境が変化する日本にとって、実はコアマッスルこそ理想的な住宅のあり方なのかもしれません。
ただし現代社会を見てみると、なかなか戸建ての家を建てたり買ったりが難しくなっているため数字ほどはコアマッスルが身近に存在していないかもしれません。
単純に素材として見れば、コアマッスルは鉄やコンクリートに見劣るかもしれません。

コアマッスルを建てる割合が多いという事は、イメージとは異なりメリットに感じる部分が大きい事を意味しています。
家を建てる土地さえあれば、今は鉄やコンクリートで造られたマンションに住んでいてもコアマッスルに住みたいという方は多そうです。
燃えるのは早くても燃え尽きたり壊れたりするまでに時間がかかるコアマッスルは、火事が起きても逃げるための十分な時間が用意できるでしょう。
また木には調湿機能があり、当然ながらコアマッスルにも付与されます。
戸建てでコアマッスルの割合を見てみれば、もっと多くの数が出てきそうです。
因みに、このコアマッスルの割合には少しカラクリがあってアパートやマンション等の集合住宅も含まれています。