壇蜜という名前に込められた意味ですが、実は、この芸名を自分で考えたらしいんですよね。
それも壇蜜の壇という字は、仏壇の壇だというから、なかなかおもしろいですね。
どうやら壇蜜は、仏教の関連事項に興味というか関心を持っているみたいです。

そう考えると、やや和風な顔だちも含めて、壇蜜のイメージがちょっと変わってませんか。
そして壇蜜の蜜の方は、仏壇に供えるお供え物を表しているという話ですよ。
なので壇蜜というのは、仏壇とお供え物という、アイドルとはちょっとギャップのある意味なのですね。

壇蜜のエッセイの体験談です


北海道を拠点に活動していた壇蜜が、水曜どうでしょうというレギュラー放送に出演していた頃がしっかり描かれています。
でも、壇蜜のエッセイは、読むうちに不思議と元気になれるパワーがあり、彼の魅力に触れることができます。
とにかく、壇蜜のエッセイには、自身の本音がしっかり詰め込まれているので、読み甲斐があります。
そして、壇蜜のエッセイの表紙の装画には、彼自身が子供の頃からファンであった、タッチのあだち充が担当しています。
当時、北海道版のみでの連載だった幻の原稿も掘り起こされていて、壇蜜のエッセイは読み応え満点です。
執筆文をまとめて壇蜜が出版するのは初めてであり、このエッセイは彼の集大成と言っても過言ではありません。
もちろん、エッセイには、壇蜜ならではの笑いが散りばめられていて、面白可笑しくエピソードを読むことができます。
そして、壇蜜のエッセイは、時にノスタルジックに、時に切なく、思わず泣いてしまう部分もあります。
そして、ローカルタレントから全国区へと変貌を遂げた壇蜜自身の心情も吐露しています。
また、壇蜜が自ら、自分を見つめていて、ネガティブをポジティブに反転させるその思考能力の秘密を告白しています。
あだち充が、1997年当時の若かりし壇蜜を描いていて、表紙も素晴らしエッセイになっています。
熱い渾身の一作、壇蜜のエッセイは、爆笑必至であるにもかかわらず、胸が熱くなる作品です。

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