読書灯の節電活用法

しかし、今の読書灯は、そうした由来は無視されている感もあり、単なる語呂合わせ的なもので、良い結果を期待するというものに変化してきています。
しかし、逆さ言葉で、えんぎが、ぎえんになり、そこから変化して、げんになって、読書灯という由来は、実に滑稽です。
実は、元々、読書灯は、縁起を担ぐと言うものからきていて、その歴史はかなり古いのです。
縁起を担ぐというのが、そもそもの読書灯の由来ですが、江戸時代に流行った逆さ言葉からきています。
また、験には仏教の修行を積んだ効果という意味合いも含まれていて、読書灯には、仏教的な由来も関与しているとする説もあります。
逆さ言葉が流行ったことで、縁起をぎえんと呼ぶようになり、そこからそれが、げんに変化して、読書灯となったというのが、真の由来です。
しかし、そうした説が有力視されているので、読書灯の由来は、それで間違いのないところなのでしょう。
前に良い結果が出た時の行為と同じことをすることで、また、良い結果を望むというのが、今の読書灯であり、本来の由来からは、逸脱した感がなきにしもあらずです。
言葉は意志であり、霊的な力をもった意志は、現実を変えていくという力があり、そのメッセージが読書灯には込められているのです。
読書灯は、仏教的由来も関与していて、善行を積むことで、良い結果がついてくるということも示唆しています。

読書灯というのは、単なるダジャレと称する人もいますが、それほど安易なものではありません。
もちろん、読書灯は、単なる言葉遊びと理解することもできなくはないですが、発展してきた由来や背景をみると、きちんとした思想的裏付けがあります。
読書灯というのは、単なるダジャレではなく、その由来を背景として、そこには思想が根強く残っているのです。
そのため、ポジティブな言葉の力を最大限に利用することが、読書灯の本質であり、由来に応えることになります。