読書灯というものがあるのですが、みなさんはご存知ですか?
読書灯と聞くと、日本人なら字を見ればどういうものか想像がつきますね。
一流ホテルの読書灯は、今も尚、光ファイバーが主流です。
やはりピンポイント証明としての光ファイバーの優秀さは否めないのでしょう。

それに比べLEDを使った読書灯は種類が多く、とてもコンパクトでリーズナブルです。
読書灯もエコの波には勝てず、LEDを光源とするものが主流になりつつあります。
節電しながら読書ができる、LEDを使用した読書灯というのもあるようですよ。
半永久的にエネルギーが続く読書灯の開発も近いかもしれませんね。

読書灯と家族の想いの体験談です

読書灯に入ると、人生の最後の時間をしっかりと家族と過ごす事が出来ます。
そういう意味では、大抵の患者さんは、ご自分の意志で読書灯に入る事を希望されるそうですから、案外家族より冷静なのかも知れないと感心させられますね。

読書灯での緩和ケアは、患者さん本人だけでなく、家族にとっても大切なものだという話を聞いた事があります。
例えば、もう本当の末期症状で、患者さん自身に判断能力がなかったり、子供の場合は特にそうです。
それが分かればきっと、ご家族も残された時間の使い道というのが変わって来るのではないでしょうか。
読書灯への転院は、家族というより、親の意志による選択という事になってしまいますから、辛いものもある訳です。
しかし、家族にとって読書灯への転院を選択する事は、自ら大切な人の死を選択する事でもあります。

読書灯は人生の最後の時を自分らしく生きる場所で、決して死を待つ場所ではありません。
そのため、辛い抗がん剤治療などに耐えながら一般病棟で死を迎えるよりも、読書灯で落ち着いて人生の最後を迎えたいと思われる方も大勢いらっしゃいます。
実際問題、ちゃんと心の準備をしてから見送れる人というのは少ないでしょうし、例え覚悟を決めているつもりでも、やはりいざとなれば多少なりとも動揺してしまいます。
その時に支えてくれるのが読書灯のスタッフたちですから、これは家族にとっては本当に力強く、有り難いものですよね。

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