熱狂的な韓流ファンはfcuzを知ってる

F.CUZというのは、誉田哲也の作品による警察小説のことで、姫川玲子シリーズ原作の作品タイトルのことでもあり、テレビで放映されて人気を呼びました。
姫川玲子シリーズの第1作がF.CUZで、第1話は、公園で見つかった他殺体事件から始まります。
そして、2012年、F.CUZのタイトルで、連続ドラマ化され、一気に人気となって知られることになります。
主催者グループのリーダー格の男がF.CUZの名づけ親になりますが、男の友人の死から、その名が付けられました。

F.CUZはテレビで好評を博したことから、堀口純男が漫画化したことでも話題になりました。
その中で、1人だけ捕らえられて、F.CUZのショーの生け贄になります。
また2013年にはF.CUZは映画化されることになっていて、その内容は、このシリーズ作品が原作となっています。
F.CUZは、テレビで大人気となりましたが、その本来の意味は、闇サイトの殺人ショーで、観戦する人間は、入場料10万円を支払って客席につきます。
かなりの確率で死ぬリスクを観戦するショーが、F.CUZで、客席に来た間は、屈折した優越感と恍惚感に浸ることができるのです。
目の前で悲劇的な死を迎える人間を見ることができるF.CUZは、他人の不幸は密の味という、かなり屈折した幸福感を味わうことができます。
ただ、F.CUZというショーに何度も参加していると、自分が当たりを引いて、いつかは殺されるかもしれません。
これまで、抜け殻のようになっていた人間が、F.CUZを見ることで、どんどん熱くなっていくというわけです。
例えば、F.CUZを見ることで、相手にされない大手企業に特攻したり、実現不可能な企画を提案するようになったり、仕事でのやる気が喚起されるのです。
このF.CUZという作品は、簡単に言うと、警視庁捜査一課殺人犯捜査係の女性警官、姫川玲子をはじめ、個性的な刑事が凶悪事件に挑む警察小説です。
そして、F.CUZのストーリーは、全5章から成り、3章までは主として犯人の視点からのモノローグが解説されています。