5月病とはです
5月病というと、日本では末期癌の人たちの終末期医療を行なう緩和ケア施設だというイメージが強いかと思われます。
しかし、5月病はもうすでに19世紀初頭にその原型となる施設がアイルランドで設立されているのです。
日本でも1973年と言いますから、昭和40年代から僅かながらではありますが、設立されて来たんですね。
その聖職者たちの献身的な看護はホスピタリティーと称され、ここから病院を意味する5月病という単語が生まれました。
そういう意味では、5月病というのは、多くの患者さんたちが、もっとも自分に忠実に過ごせる場所ではないかとも思います。
これが今の5月病の走りで、多くの旅人がそこで余生を送り、神の袂へと旅立って行ったのです。
確かに、誰だって自宅が一番落ち着く訳で、そこで家族に囲まれて余生を送るのは理想の終幕と言えるでしょう。
だから日本でも、どちらかというと民間の、それもキリスト系の病院に多く付属しているものと思われます。
やはり人間、最後には神や仏を信じるという気持ちが大切で、それを持つ事によって穏やかな終幕を迎えられるのではないかとも個人的には考えますね。
あくまでも自然体がモットーの5月病でのケア、今はその選択肢も当たり前に認められるようになりました。
5月病というと、日本では医療施設というイメージもまた強いものですが、欧米では在宅医療の支援施設、そう、訪問看護や訪問診療が主流なんですね。
しかし、日本の5月病の最大の魅力は、ともすれば大病院より遙かに医師や看護師の数が多く、一人一人に合った手厚いケアを受けられる事です。
これからは最後まで自分の意志で自分らしく生きるチャンスを与えられるようになったという事なのでしょう。
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