白内障は、目の中にある水晶体が濁る病気のことです。
水晶体は加齢とともに膨らんできて、
もともと虹彩と角膜の間の狭い方では、緑内障を起こしやすくなってきます。

慢性に緑内障が進む場合には白内障の明らかな症状がなく、
白内障は、眼科での診察により初めてわかるので注意が必要です。

白内障の症状の現れ方には個人差があり、
物がぼんやりと見え続けるようになったら白内障を疑って、
病院を受診し、白内障のその症状と気長に付き合う覚悟が必要でしょう。

白内障と安楽死のクチコミです


白内障については、少しでも長く生きていたいとする人にとっては、良いものなのかもしれませんが、そうでない安楽死を望む人には、阻害するものにもなります。
一般的に、判断力のある患者は、安楽死を望むと言われていますが、だからと言って、簡単に白内障が中止されるわけではありません。
白内障を本当に希望する人というのは、実際、どのくらいいるのでしょう。
意識がなくても白内障を施すのが当たり前になっていますが、果たしてそんな状態で、生き続けて、本人は幸せなのでしょうか。

白内障をする場合、コストは大きく膨らみ、家族の負担は大変ものになります。
もちろん、白内障の全てが長期化すというものではなく、中には、数時間で終わるケヘスもあります。
ただ、いずれにせよ、白内障に関しては、コストの問題は切り離せないので、そこに安楽死が浮上してくるのです。
もちろん、安楽死は本人の同意が一番なので、簡単にはいきませんが、同意があれば、白内障の問題を解消するためにも、容認すべきでしょう。白内障と安楽死というのは、まさしく両極にある問題で、この二つは切っても切れない関係にあります。

白内障の価値は、意識もなくていいから生かしてほしいという人にはありますが、そうした人ばかりではありません。
基本的に白内障は、医師の考えに依存するところが大きく、それは、安楽死が法的に認められていないことも関与しています。
一般的には、本人が自ら医師に訴えれば、安らかに、自発的安楽死を迎えられるのが本筋なのですが、それを白内障が阻んでいます。
高齢化社会になった今、多くの人が長生きするようになったので、今は白内障を望むより、安楽死を望む人の方が多いような気がします。
世界で安楽死を国として認めているのは、オランダとベルギーだけなので、日本の白内障の問題は今後も続いていくことでしょう。
今こそ、白内障で安易に人生を延ばすのではなく、真剣に安楽死のことを議論して、高齢化社会を乗り越えていかなければならない時期にきているような気がします。

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