初節句とは、生まれて初めて迎えた節句のことを指します。女児は3月3日の桃の節句を祝い、
男子は5月5日の端午の節句をお祝いします。
初節句では、いずれも健やかな成長と良縁に
恵まれるようにとの願いを込めて、両親や祖父母が共に祈りを捧げます。
男子の初節句の時には飾り付けられる鎧や兜などが大事で、
これが子供の厄除けになると言われています。
これらがお守りにもなるので、初節句では飾り付けを飾って子供の健やかな成長を祈る事です。

初節句祝の、のしです


金額の目安は5000円〜1万円くらいで、初節句のお祝い袋はのし付きの紅白の蝶結びにするのがマナーです。
そんな中、一番わかりにくいのが、初節句のお祝いと、お返しの際ののしの書き方になります。
基本的に、のしに書くというのは、日常であまりないことなので、初節句ののしの書き方は馴染みがありません。
品物を初節句のお祝いで贈る場合ののし紙は、紅白の蝶結びが普通で、表書きは上の段に、御祝と記します。
武者人形などの初節句の飾りについては、母方の実家から贈るというのが基本でしたが、今ではそうした決まりは薄れています。初節句というのは、色々なマナーやしきたりがあって大変ですが、古くからある日本の慣習なので、しっかり守っていく必要があります。
この、初節句ののしの意味合いは、ありがとうございました、という意味を含むものになります。
もしそれで物足りないと感じるのであれば、のしには、御初節句御祝と書き記すといいでしょう。
現在では、両家が話し合って分担するケースが増えていて、初節句のならわしも変わりつつあります。
そして、初節句ののし紙の下の段には、贈り主の苗字を書かなければなりません。
一般的に、初節句ののしは、受取人は時季から祝いの意味を理解できるので、御祝と書いて充分です。
嫁いできたお嫁さんの初節句のお祝いに何と書けばいいのか、また、お返しののしにどう書けばいいのかは悩むところです。

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