末端冷え性とは、まさしく、末端、つまり手足の指先などが冷えるという症状をさします。
基本的には末端冷え性と言っても、それほど普通の冷え性と性質を異にするものではないんですね。
普通の冷え性でも最初のうちは、手足の先が冷たく感じる事があるんですが、
それだけで末端冷え性と決めつけてはいけないんですよね。
もちろん末端冷え性が始まって、
それが酷くなり、本格的に冷え性へと進んでいくケースもよくありますが。

末端冷え性とはのポイントなんです


一般的には、末端冷え性は検査をしても中々わかりづらく、それは、炎症や潰瘍など目に見える異常がないからです。末端冷え性とは、大腸の運動や分泌機能の異常からくる病気で、それらを総称して指します。
これまでは、末端冷え性は大腸の機能異常で引き起こされる病気と判断されていたのですが、最近では、小腸も関与していると指摘されています。

末端冷え性は、日本を含む先進国に多い病気で、日本人の場合、全体の10〜15%を占めているといわれています。
明らかな異常がないのに末端冷え性になると、腹痛や腹部の不快感が強くなり、便秘や下痢が長く続きます。
男女比で見ていくと、末端冷え性は、女性が非常に多い病で、便秘型、下痢型、交代型に分けられます。
つまり、消化器科を受診する人の3分の1が末端冷え性というわけで、いかに多いかがよくわかります。
男性の場合、下痢型、女性の場合は便秘型が多いというのが、末端冷え性の特徴です。
一般的に末端冷え性の原因は、腸の運動を司っている自律神経の異常が主とされています。
また、暴飲暴食やアルコールの多量摂取などすると、末端冷え性になりやすく、不規則不摂生な生活が原因になります。

末端冷え性は、元々神経質な性格や、自律神経系が不安定な人がなりやすいと言われています。
最初は身体的理由が原因であっても、不安障害の一種として下痢になり、末端冷え性になるケースもあります。
パニック障害などとほぼ同じような原理で、末端冷え性になることは多く、むしろそうしたケースが最近では増えています。
近年では、セロトニンという神経伝達物質が、末端冷え性に関係しているとも言われています。

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