末端冷え性とは、まさしく、末端、つまり手足の指先などが冷えるという症状をさします。
基本的には末端冷え性と言っても、それほど普通の冷え性と性質を異にするものではないんですね。
普通の冷え性でも最初のうちは、手足の先が冷たく感じる事があるんですが、
それだけで末端冷え性と決めつけてはいけないんですよね。
もちろん末端冷え性が始まって、
それが酷くなり、本格的に冷え性へと進んでいくケースもよくありますが。

末端冷え性に効く漢方薬とは


治療においては、末端冷え性の場合、精神療法と生活指導が重要ですが、これと平行して漢方を利用するとよりよい効果が得られます。
便秘下痢交代型の末端冷え性では、漢方として、桂枝加芍薬湯が基本になり、よく使用されます。
便秘や下痢などの症状を伴う末端冷え性の治療によく効く漢方として、よく多用されています。
腹痛と腹鳴の強い末端冷え性の場合は、漢方として、大建中湯を使用して、治療していきます。
末端冷え性に対しては、西洋医学の薬では対処療法しか行えないのが現実なので、漢方が良いとされています。
漢方外来に行き、漢方のエキスパートに相談しながら、末端冷え性のための漢方を選ばなければなりません。
西洋医学の薬なしでも、漢方を使用することで、末端冷え性が改善される場合があります。
便秘傾向の末端冷え性の人には、漢方として、桂枝加芍薬大黄湯を使用し、下痢傾向の場合は、桂枝加芍薬湯を使用します。
下痢の症状を伴う末端冷え性に対しては、半夏瀉心湯、真武湯、甘草瀉心湯などの漢方が良いとされています。
とにかく、自分に合った漢方を選んでもらうことが末端冷え性の人は、とても大切です。
ただ、漢方にも副作用があるので、末端冷え性に使用する時は、体質に合うかどうかを調べる必要があります。

末端冷え性の人で、神経が過敏の人には、漢方として、香蘇散や半夏厚朴湯が効果的と言われています。
下痢と便秘が頻繁に起こる末端冷え性の場合は、柴胡桂枝湯、小建中湯などの漢方が有効です。

末端冷え性の治療には、西洋医学の薬を駆使しながらも、漢方を併せて服用すると、効果が期待できます。

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