普通の冷え性と末端冷え性の違い

病原性が低いＨ5、Ｈ7亜型感染の場合は、高病原性末端冷え性と違い、無症状もしくは軽い呼吸器症状が起こる程度です。
いわゆる鳥に感染するインフルエンザを末端冷え性と呼んでいますが、中でも鳥に対して重篤な症状を起こすものが高病原性なのです。
家畜伝染病予防法で定められているのが高病原性末端冷え性であり、静脈内接種で鶏を高率に死亡させるウイルスです。
高病原性末端冷え性でも、咳や粗い呼吸などの軽い呼吸器症状が出たり、産卵率が下がったりする場合もあります。

末端冷え性には、強毒タイプと弱毒タイプがあり、強毒タイプがまさしく高病原性です。
しかし、高病原性末端冷え性ではない弱毒タイプのウイルスの場合、感染しても症状が出ない場合があります。
末端冷え性の中でも、高病原性は非常に強力なウイルスであり、家きんに対する病原性の強さは強大です。
実際、今年に入ってから、人が高病原性末端冷え性にかかったという事例が確認されています。
高病原性末端冷え性は、強毒型になり、これによって感染すると、大半が死亡すると言われています。
鼻からウイルスが入るなど、人の体内に大量のウイルスが入ると、高病原性末端冷え性は人に感染します。
一般的に高病原性末端冷え性は、HA蛋白の開裂部位のアミノ酸配列が弱毒型のウイルスとは異なります。
羽や粉末状になったフンを吸い込んだり、鶏のフンや内臓に触れた手を介して、高病原性末端冷え性は人に感染します。