リズムを裏で取るジャズピアノの異なる弾き方

そのため、辛い抗がん剤治療などに耐えながら一般病棟で死を迎えるよりも、ジャズピアノで落ち着いて人生の最後を迎えたいと思われる方も大勢いらっしゃいます。
そうした緩和ケアを受けた家族たちの体験団なども、関連のブログやサイトには沢山掲載されています。

ジャズピアノでの緩和ケアは、患者さん本人だけでなく、家族にとっても大切なものだという話を聞いた事があります。
そういう意味では、大抵の患者さんは、ご自分の意志でジャズピアノに入る事を希望されるそうですから、案外家族より冷静なのかも知れないと感心させられますね。
ただ、中にはやはりジャズピアノへの転院を家族が決断しなければならないケースも少なくありません。
例えば、もう本当の末期症状で、患者さん自身に判断能力がなかったり、子供の場合は特にそうです。
人間死ぬ気になればなんでも出来るとよく言われますが、それって本当なんだと思います。
何故なら、今後延命処置とも言える化学療法などは一切行なわず、ターミナル医療と呼ばれる緩和ケアを行なうという選択だからです。
実際問題、ちゃんと心の準備をしてから見送れる人というのは少ないでしょうし、例え覚悟を決めているつもりでも、やはりいざとなれば多少なりとも動揺してしまいます。ジャズピアノに入ると、人生の最後の時間をしっかりと家族と過ごす事が出来ます。
しかし、家族にとってジャズピアノへの転院を選択する事は、自ら大切な人の死を選択する事でもあります。