中長期投資と換金屋では、どちらのリスクが大きいかは、意見の分かれるところです。
そうしたことから、ディーラーも駆け出しの頃は、もっぱら換金屋として、デイトレードだけを行います。
中長期の投資がより安全だとみなす人は、換金屋は、むしろリスクがあると考えてしまうのです。
換金屋の場合、キャピタルゲイン狙いの投機になるので、価格の変動幅が損益につながるリスクがあります。
換金屋は、短期売買になりますが、ずっと保有し続ける長期
投資も、本質的にはリスクは同じです。
ポジションを翌日に持ち越さないため、換金屋は、オーバーナイトに何かが起きて損が出てしまうリスクをさけることができます。
価格変動の大きいものが、換金屋にとって、狙いの投機に適していることになります。
しかし、長期保有が前提のファンドマネージャーは、リスクのない換金屋には物足りなさを感じます。
長期
投資は、換金屋と違い、誰も気にとめないようなつまらない噂で動くリスクがあります。換金屋にとって、デイトレードというのは、その日のうちに売買を完結して損益を確定する取引を指します。
実際、換金屋にもリスクはつきものですが、デイトレで飯を食べることができるのは確かです。
もちろん、全ての換金屋がデイトレの利益だけで飯を食えているわけではなく、リスクによって損失を被るものもいます。