兼業とは、本業のかたわらに他の仕事をする事を指します。
基本的に兼業という言葉は、農業現代化の過程の中で出てきた言葉であって、
農家で多く使用されてきたんですよね。そして農家では、兼業の現象は顕著で、
農家は農業仕事と共に非農業、もしくは非農産業の仕事をしているんです。
兼業化の動きは機械化とも密接で、そうした動きは地域での農業構造をも変えていきました。

兼業の介護福祉士は人気です

兼業というのは、ある程度社会的に必要とされている、重要な仕事をするうえで大切なことが多いと思います。
もしかしたら、これからより大きな負担が彼ら彼女らにのしかかってくる可能性もありえます。
さて、介護福祉士という兼業ですが、多く認知されるようになったのはわりと最近になってからでしょうか。
兼業としての介護福祉士について、色々考えてみる必要がありそうです。
良く年金の話をする時に、老人一人当たりを何人で支えなくてはならないというたとえをしますね。

兼業を持っていても介護の世界では、非常に離職率が高いとも言われています。
しかしながら、介護福祉士という兼業を持った人というか、そうした介護という職種自体が、非常に人手不足の危機に瀕しているといわれています。
兼業取得者である介護福祉士の数が増えるのと、どちらが多いのでしょうか。
つまり直接的に、高齢者の生活を支えるのがこの兼業取得者たちということですが、これは本当に大変な仕事であるわけで。
兼業である、介護福祉士の資格を持っているのにもかかわらず、辞める人が後を立たないほど、心身ともに苦しい職場であるとされているのです。
これは社会全体が抱えている問題を、数少ない人たちつまり兼業取得者だけが実感し、受け止めているからであるともいえるのではないでしょうか。
兼業とは、ともかくもそうした社会性にもとづいて認知されるものですから、介護福祉士はその条件を確実に満たしているといわざるを得ません。

兼業として、介護福祉士をより多くの人に認知させるのは重要な課題でしょう。
弁護士然り、あるいは医師然り、どちらも高度な専門性というものが必要なので、これが無くては勤まらない、そういう兼業であると思います。
これからも、高齢者は年々増えていくのです。

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