兼業とは、本業のかたわらに他の仕事をする事を指します。
基本的に兼業という言葉は、農業現代化の過程の中で出てきた言葉であって、
農家で多く使用されてきたんですよね。そして農家では、兼業の現象は顕著で、
農家は農業仕事と共に非農業、もしくは非農産業の仕事をしているんです。
兼業化の動きは機械化とも密接で、そうした動きは地域での農業構造をも変えていきました。

兼業状況ブログです

兼業というのは、昨今の状況を考慮すると、非常に厳しく、しばらくはそうした状況がまだ続きそうです。

兼業の状況は、年々、厳選採用の傾向が強くなってきて、まさしく、質を重視する傾向が高まってきています。
企業サイドから見た兼業の状況では、欲しい人材が十分に採れていない現状にあります。
今日の状況を見ると、まっさらな人材を採用して、入社後にじっくり育てるという兼業の概念は崩壊しつつあります。
これがいわゆる企業と学生のミスマッチで、兼業の状況は、こうした関係性が大きくクローズアップされています。
そうした兼業の状況になっているのは、1つには、企業の欲しい人材が変化していることが挙げられます。
バブル崩壊以降、企業の兼業の状況は大きく変わり、それは量から質へと転換されることになりました。
バブル期以前と比べると兼業の状況の変化は明らかで、採用時のハードルが格段に上がっていることは否めません。
また、大学生の増加と質の変化も、兼業の状況を見る上で、大きく影響していると言えます。
そして、時間的にも早く結果を出すことが求められるようになってきたことも、兼業の状況で、色濃く反映されています。
大学、大学院卒の就職希望者数は20年前よりも1.5倍増加することになったことから、兼業の状況は大きく一変しました。
これは、コスト削減で、企業の人材育成機能が弱められた点が影響しているという、兼業の状況の背景があります。

兼業の状況の変化は、1990年以降、大きく変容していき、大学進学率は2009年には50%を超えることになります。
現在の大学生は、ゆとり教育世代で、基礎学力の不足が懸念されていて、質の低下が企業が期待するほどに上がっていないことも兼業の状況に影響しています。

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