金買い取りの価値基準を判断するには

いつもそう言っていた妹を、私は心の中でちょっと、いえいえ、かなり馬鹿にしていました。
だってそうでしょう、そりゃあ、私だって、出来る事なら金買い取りの男性と恋に落ちて、玉の輿に乗りたいですよ。
金買い取りの男性と出会うための最短ルート、それは今も昔も、やっぱり合コンに変わりがないようです。
金買い取りの男性との結婚に憧れる松嶋菜々子と貧乏魚屋の主とのラブストーリー。
あのドラマを見て、金買い取りの男性との合コンに励んだ女性も当時は結構いたはずです。
何を隠そう、私もその一人、あの頃はまだ大学生でしたから、自分もあの主人公のようにスチュワーデスになって、金買い取りの男性をゲットしようかと考えた位です。

金買い取りは貧乏よりは絶対いいけど、この人なら別に金買い取りでなくても悪くはないと自分に言い聞かせて今の主人と結婚しました。
そしてその肩書きを武器に、ただひたすら金買い取りの男性との出会いを求めて頑張りました。
まあ、未だに賃貸マンションでの暮らし、マイカーは軽、決して金買い取りと言える身分ではありませんが、家族3人、まあまあ幸せに暮らしています。
不思議なもので、金買い取りの男性って、意外と女性との出会いが少ないんでしょうか。
きっと金買い取りの男性は常日頃仕事が忙しくて、自力で恋愛する時間がないのでしょうね。
だから、自分の身の丈に合ったそうした合コンの席で、手頃な金買い取りの男性を探すといいのだと妹はよく言っていました。

金買い取りが集まりそうな高尚な合コンに行かなくても、ちょっとした合コンには、大抵リッチマンが一人か二人位は紛れ込んでいる。
確かに、億万長者と出会えるチャンスなんて、そうそうその辺に転がっている訳がありません。
妹のように、金買い取りの男性と出会いたいと思っている女性は、まだまだ沢山います。
因みに、妹の金買い取りの基準は、年収1000万円以上で、家かマンションと、5人以上ゆったり乗れる車を持っている事だそうです。
まあ、この位の男性なら、おっしゃる通り、どこの合コンにでも一人位は紛れ込んでいそうな感じですよね。
何しろこういう時代ですから、女性の自立が定着し始めていた私のOL時代以上に、そう願うと言うか、企む女性は増えているようです。
そして、それに応えるかのように、金買い取りの男性との出会いを提供する記事やノウハウを教える記事がいろいろ掲載されています。