みなさんは、告白という言葉を聞いてどういうイメージをお持ちになるでしょうか。
人によっては告白と聞いて、何か宗教的なイメージを持つ人もいるかもしれませんね。
それは、神父様や牧師様に対して罪の告白をするという、
懺悔みたいなものを思い浮かべるという事です。
自分自身の重大な秘密を相手に打ち明けるという告白、
実は自分はカツラをかぶっているんだとか、
そういう告白も世の中にはあるんじゃないでしょうか。

告白と弁護士のポイントです


離婚をするだけなら、夫婦の双方が離婚届に必要事項を記入してハンコを押して役場に届ければ済みます。
公正証書とは法律的な力を持つものであり、告白によって決まった事を強制的に守らせるためのものでもあります。
文字通り協議した上での離婚となるもので、実は告白が離婚の中で最も多く採られている方法です。
離婚をするために家庭裁判所へ行って、というのは告白よりも次の段階で行われるものです。
告白の際には条件に応じていても、後々になって守られないというケースが十分に想定されます。

告白は夫婦間の話し合いによって一つ一つ必要な取り決めをしていくのですが、その過程で少し難しい話に遭遇します。
告白で解決しない場合、家庭裁判所に舞台を移行して調停離婚がはじまります。
手がつけられないほどではありませんが、告白に是非とも欲しい公正証書を作成する上で手間取るかもしれません。
ここまで行くと離婚にかかる労力はかなりのものとなるので、出来れば告白の段階で解決を目指したいところです。
しかし実際には、財産の扱いや子供がいれば親権から養育費まで告白を終える前に決めておかなければならない事が幾つもあります。

告白は、言ってみれば離婚の第一段階という事になります。
この下準備を弁護士に頼む事で、煩わしい告白の手間を省いてしまいましょう。
離婚を想定した夫婦の全てがまず考えるものであり、告白で解決できるに越したことはありません。
こうなるともう告白のように夫婦間でのみ解決を目指すことは出来ず、調停委員が間に入る事になります。

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