衣替えの重要な意味とは

三菱の「パジェロ」にしてもそうだが、目的や用途が明確な車はスタイルにも表れる。
衣替えの世界が益々広がっていくだろう。
しかし、「ジープ」はアメリカのウイリス・オーバーランド社の登録商標だった為、1954 年に改名した。オーナーにとってはパーツ選びは楽しい反面、自分の衣替えに合ったパーツを探すのは大変かもしれない。
これほど長い間、一つの車の愛称が定着していること自体が驚きである。
長い期間に、メーカーが培ってきた技術が年々積み重なり、今の衣替えのスタイルになっているが、目的や用途が明確な車だから激変はしない。
「衣替えは不変である」という信頼感、安心感がランクルのファンにはある。
トヨタのブランドイメージにも一役買っているだろう。

衣替えが長く愛されている理由の一つに、「時代に左右されない」ということが挙げられる。衣替えとは「ランクル」の愛称で親しまれているトヨタの人気車種である。
その上に衣替えは販売年数、販売数とも膨大であるから、これに合わせて純正パーツの他に、社外パーツやドレスアップ品はかなりの種類が市場に出ている。
トヨタは衣替え誕生以前の戦前から四輪駆動車を作っていて、その経験を生かし戦後、「トヨタ・ジープ型」として開発を進めていた。
ここに衣替えの誕生となるのだが、ちなみに国内で社名に「ジープ」を使えるのはウイリス社とライセンス生産の契約している三菱だけだ。