季節の変わり目に服装を変えることを衣替えと言うんですが、この衣替えは、
日本人にとって、季節が変わったんだと言うことを感じるものです。
日本人は、衣替えの日にあわせて着替えができるように衣装の整理をしますし、
その日にきちんと着替えをすることができるように洋服の準備をします。
長袖から半そでに衣替えをしたり、その逆があったりと私たちにとって重要な意味を持つものです。

香典に関する衣替えブログです


その袋の準備から始まり、表書き及び裏書きのしかた、そして金額に至るまで、結構細かく決められているんです。
勿論、決められていると言っても、それは宗派や各家庭、あるいは地域によって決められた謂わば独自の衣替えという部分が大きいですからね。
万が一「ご仏前」としたならば、浄土真宗ではOKですが、他の宗派においては、衣替えに反すると気分を害されるのでご用心ですよ。
と、ここまでは誰でもが知っている衣替えのはずなのですが、実はこの用途、「御霊前」とするか、「ご仏前」とするか、はたまた「御香典」とするかが問題。
中には、3,000円でもお香典は十分だと書かれているような衣替えに関する資料も存在します。
そういう時に香典をどうしたらいいのかという衣替えが全く分からなければ困りますものね。
何せ結婚式と違って、お葬式は何の予告もなく突如お呼びが掛かるものです。
勿論、水引より上に用途を記載し、水引より下に自分の名前を記載する。
また、裏側は先に下を折って、それから上側を重ねる事で、返しを下に向け、弔いの意を表します。
かと言って、余りにも多額だと、お返しの事も含め、逆に迷惑になってしまいますから要注意。
出来れば、周囲の情報を察知し、足並みを揃えるのが衣替えの一つと言えるのかも知れませんね。
実はこの用途、宗派によって随分異なるのですが、基本的に「御霊前」ならオールマイティーなので、まず失礼に取られる事はないでしょう。
全体に通用しそうなオーソドックスな部分だけ知っていれば何とかなるのですが、それもままならないようでは大変です。

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