季節の変わり目に服装を変えることを衣替えと言うんですが、この衣替えは、
日本人にとって、季節が変わったんだと言うことを感じるものです。
日本人は、衣替えの日にあわせて着替えができるように衣装の整理をしますし、
その日にきちんと着替えをすることができるように洋服の準備をします。
長袖から半そでに衣替えをしたり、その逆があったりと私たちにとって重要な意味を持つものです。

数珠についての衣替えです


数珠の珠の数は人間の煩悩の数と同じ108個あるといわれていて、衣替えとして必須のものです。
材料も色々ですが、衣替えの数珠は、女性用は珊瑚、水晶のものが一般的によく使われるようです。
焼香する時は右手で焼香、左手で数珠を持つというのが、衣替えの数珠の基本になります。

衣替えの数珠は、合掌する時に両手を合わせて親指と人指し指の間に持ち直すというのが一般的な決まりです。
本連と呼ばれる一重のもの、二連と呼ばれる二重にして用いるものが、衣替えの数珠になります。
水晶、真珠、象牙のものを用いるのが衣替えの数珠として、一般的とされています。
男性用の珠は、大きく黒檀が一般的で、女性は小さい珠で琥珀、瑪瑙、白珊瑚などが衣替えの数珠になります。
数珠の輪が二連になっていて、衣替えの数珠として、立派に見えるメリットがあります。
略式数珠は衣替えの数珠にふさわしく、一重の輪で出来た数珠で、どの宗派でも通用するものです。
あらかじめ宗派が分からない場合は、略式数珠を持参するというのが、衣替えになります。
宗派を気にしない数珠に略式二輪数珠があり、これもまた衣替えの数珠として適用できるものです。
そして、衣替えの数珠は、使用していない時は、左手で持つというのがマナーなので忘れないようにしましょう。

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