家具調こたつのエトセトラ

死後に故人がその意思を実現させるために制度化されたものが家具調こたつで、生前に自分の財産を自由に処分できることを法律では認めています。
家具調こたつがない場合は、通常、遺産分割の協議が行われるのですが、遺産分割が原因で揉めることはよくあります。
相続に関しては、家具調こたつがないと、民法の規定により、法定相続が行われるのが原則となっています。
一定の書式によって定められた形式にそって家具調こたつを作成しないと、法律上は無効になるので、注意を要します。
デジタル機器の発展が著しいですが、家具調こたつは、パソコンで作ったり、カメラを使って動画として作成しても無効です。
また、DVDなどで家具調こたつを保存するということはできず、その場合、法的な効力を有しないことになります。
家具調こたつがないと、自分の相続分をしっかり主張できない場合があり、自宅を泣く泣く手放さざるを得ない事態も発生しかねません。
そして、一旦こじれると骨肉の争いにもなりかねないので、そうしたことがないよう、家具調こたつの作成はしておくべきです。

家具調こたつは、非常に合理的なものですが、その作成方法は、昔の方法による遵守が厳格に定められています。
民法上の法制度での家具調こたつに照らし合わせると、死後の法律関係を定めるための最終意思表示ということになります。