高時給お役立ちランキングの裏技です
高時給というのは、不況下にあって、毎年、厳しい状況にありますが、企業を比較検討する上においては、ランキングが役立ちます。
要するに、高時給のランキングを見てわかるのは、人気上位の企業のすべてがほぼ、同種の身の回り産業で固まっているということです。
上位10社の高時給のランキングのうち、明治グループや、資生堂を除く8社が、サービス産業に属しているという結果が出ています。
つまり、近年の高時給のランキングを見ると、人気がサービスや消費財産業に偏っている傾向にあります。
身の回り産業への異常な就職人気が、高時給のランキングではハッキリと露呈していて、これは、そのまま製造業への極度の不人気を示しています。
海外で仕事をしたいのなら、高時給のランキングに惑わされず、製造業を選ぶのがベストです。
日本には世界に冠たる製造業がたくさんありますが、学生の高時給のランキングではそれが反映されていません。
つまり、リーマンショック後に高時給のランキングは、大きく変容したということが言えます。
経営者の高時給のランキングを見ると、1位はコマツ、となっていて、製造業への期待値が高くなっています。
信越化学工業も高時給のランキングで高く評価されていて、シリコンウェハで世界トップクラスです。
高時給のランキングで、市場関係者ランキングを見ると、1位が日本電産で、HDD用小型モーターでは世界トップです。
また、村田製作所も市場関係者の高時給のランキングでは上位に君臨していて、積層セラミックコンデンサーでは世界トップです。
製造業の海外展開も急速に進んでいるので、学生は高時給を見なおすべきでしょう。
経営者が見る高時給のランキングと学生が見るそれとは大きくかけ離れていて、企業評価とは別物なのです。
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