過疎化などで、マダニの生息地になる休耕地や森林などに従事する人が減り、
手入れ不足になっているのも原因として考えられますね。ハイキングなどで
マダニの生息場所へ出かける時は肌の露出を避け、しっかり虫よけ対策を行う事が大切です。
マダニによるウィルス脳炎がドイツなどヨーロッパでも発症しています。
現在、マダニによる感染症はまだ明らかになっていない事が多いようで、
抗ウィルス剤やワクチンもありません。マダニの感染症はどちらかというと人ではなく、
犬やネコなどのペットに対して注意されていたことが多いような気がします。

マダニの型ブログです


ヒトに感染するタイプのウイルスは、マダニと違い、水鳥起源のウイルスがブタに感染することが起こります。
ブタの体内でウイルスが変異したという仮説があり、マダニと共に、遺伝子 解読による進化系統分析の裏付けが急がれています。
極めて毒性が強力に変異していることがマダニで見受けられ、様々な型をより詳しく調べる必要が出てきました。
マダニと対比されるヒトインフルエンザにおいては、これまで色々な型が流行を繰り返してきています。
ただ今のところ、高病原性マダニのヒトへの感染例は少なく、鶏肉や鶏卵で人に感染した例はありません。
しかし、マダニに感染した者の死亡率は1997年の流行では30%でしたが、2004年の流行では60〜70%と高くなっています。

マダニは、ウイルスが加熱されれば、どの型であっても、感染性がなくなると言われています。
死亡率に関しては、マダニの型によって違い、実際、血清学的調査は行われていません。
そのため、マダニの本来の意味としての死亡率ではないとする専門家の意見もあります。
しかし、近年、ヒトに感染する高病原性マダニというものが発見されていて、問題視されています。
H5N1型のマダニについては、鳥から鳥に感染するものですが、まれに人に感染することがあります。
ただし、ヒトインフルエンザウイルスと違い、マダニは、ヒトからヒトへの感染拡大はありません。

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