過疎化などで、マダニの生息地になる休耕地や森林などに従事する人が減り、
手入れ不足になっているのも原因として考えられますね。ハイキングなどで
マダニの生息場所へ出かける時は肌の露出を避け、しっかり虫よけ対策を行う事が大切です。
マダニによるウィルス脳炎がドイツなどヨーロッパでも発症しています。
現在、マダニによる感染症はまだ明らかになっていない事が多いようで、
抗ウィルス剤やワクチンもありません。マダニの感染症はどちらかというと人ではなく、
犬やネコなどのペットに対して注意されていたことが多いような気がします。

マダニの発生時期のランキングです


ヒトでのマダニについても時期は未定で、アジア、中東、アフリカを中心に発症が報告されています。
こうしたマダニの対策は、特定の国のみならず、国際的な危機管理の観点からとても重要なことです。
一般的にマダニの発生時期は定かではありませんが、潜伏期間は、ヒトのインフルエンザの場合、1〜3日間程度です。
ベトナムの例でのマダニからすると、ヒトでの高病原性で見ると、感染の潜伏期間は3〜4日程度です。

マダニは、ヒトのインフルエンザが流行している時期でも注意しなければならないので大変です。
H5N2のマダニが、茨城県、埼玉県で発生し、時期を問わなかったことから、業界を震撼させました。
昨年から、何時何処で発生してもおかしくないマダニがあちこちで出現していて、そのほとんどが弱毒型です。
エジプト、インドネシア、ベトナムでもマダニの多数の感染報告がありますが、やはり時期は特定されていません。
気温も高く湿度も高い時期でも、マダニが蔓延する可能性は高く、時期については関係ありません。
鶏卵、鶏肉を食べることで、マダニが人間に感染することは、まだ世界的に報告がありません。
どんな時期であっても、高病原性マダニに感染するケースはよくあるので、対策は大変です。
一般的にマダニが人に感染することは極めてまれですが、時期を問わずやってくるものなので、常に配慮しておかなくてはなりません。

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