過疎化などで、マダニの生息地になる休耕地や森林などに従事する人が減り、
手入れ不足になっているのも原因として考えられますね。ハイキングなどで
マダニの生息場所へ出かける時は肌の露出を避け、しっかり虫よけ対策を行う事が大切です。
マダニによるウィルス脳炎がドイツなどヨーロッパでも発症しています。
現在、マダニによる感染症はまだ明らかになっていない事が多いようで、
抗ウィルス剤やワクチンもありません。マダニの感染症はどちらかというと人ではなく、
犬やネコなどのペットに対して注意されていたことが多いような気がします。

マダニによる感染の症状とは

マダニというのは、森林や山の中、草むらにいるダニで、動物や人の血を吸うダニです。
家ダニってかなり小さくてほとんど見ることができませんが、マダニは血を吸うと1センチ以上になるので、見えるんですよね。
マダニって写真を見ると脚が8本あり、ダニというより、どちらかというと蜘蛛のような感じです。
風邪かなと思っても症状が良くならなかったり、草むらや森林などに行ったりした場合には、マダニによる感染症の可能性があります。
そして、マダニの感染症の症状ですが、初期症状は発熱、倦怠感、腹痛、食欲低下、嘔吐など風邪とよく似ています。
それも、すぐに血を吸い終わるのではなく、マダニはのんびり10日間もかけて血を吸うというんですから、怖いですよね。
日本でもすでにこのマダニによる重症熱性血小板減少症候群にかかって亡くなった人がいらっしゃいます。
中国でもこのマダニによる感染症が認められていますが、関連性はなく、元々日本にあったウィルスだということです。

マダニを介して発症する感染症は、重症熱性血小板減少症候群といいます。
もし、マダニに噛まれているのが明らかな場合は、自分で対処しようとせず、病院で処置を行うことをおすすめします。
症状だけで自分で判断するのではなく、必ず皮膚科などの専門医に診てもらい、血液検査をするようにしましょう。
マダニによるウィルスに感染してもすぐに重症になるというわけではないようですが、できるだけ早く治療をすることが大切ですね。

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