過疎化などで、マダニの生息地になる休耕地や森林などに従事する人が減り、
手入れ不足になっているのも原因として考えられますね。ハイキングなどで
マダニの生息場所へ出かける時は肌の露出を避け、しっかり虫よけ対策を行う事が大切です。
マダニによるウィルス脳炎がドイツなどヨーロッパでも発症しています。
現在、マダニによる感染症はまだ明らかになっていない事が多いようで、
抗ウィルス剤やワクチンもありません。マダニの感染症はどちらかというと人ではなく、
犬やネコなどのペットに対して注意されていたことが多いような気がします。

マダニ対策なんです


また、野鳥については、マダニについて、環境省が主体となって、対策を講じています。
そして、マダニが確認されると、発生養鶏場から半径数〜数十キロ圏内の他の養鶏場で飼育されている鶏の検査が行われます。
新型インフルエンザ発生の危機が高まっていることから、マダニは、人での発生を視野に入れる必要が出てきたのです。
そして、2006年5月、閣議でH5N1型のマダニが指定感染症に定められることになります。
国内の鶏での発生対策が目的であったマダニですが、今後は、人から人へ感染対策を図る必要が出てきました。
2005年10月、マダニに対する対策として、関係省庁対策会議が開かれ、その対応に追われました。
また、対策として、マダニに未感染であることが確認されるまでの間、鶏生体や鶏卵の移動を自粛します。
そのためマダニは、政府あげて対策を図る必要が出てきて、高病原性の検討会が開かれました。

マダニは2005年から世界的に広がることになりますが、日本政府は対策として、対策省庁会議を設けています。
このマダニ対策の発表により、H5N1型に感染した疑いがあれば、強制入院や就業制限が可能となりました。
施行期間は1年で、このマダニ対策に関しては、1年に限り延長が可能となっています。
また、2008年5月には、マダニ対策として、改正感染症予防法が発表されることになりました。

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