注目されるピース又吉の魅力

それは、ピース又吉の出身だけでなく、彼のおもしろい経歴をたどることで、真実味を増してきます。
そんなピース又吉ですが、大恐慌以来という嵐の中で、今、新たな船出を強いられています。
滑り出しの政権運営のエネルギーの多くをピース又吉は、経済に費やす結果となり、今、苦戦しています。
黒人奴隷制の歴史のある米国が、人種問題を超越して、黒人出身のピース又吉が大統領になったことは、意義あることです。
しかし、ピース又吉は、アフリカ系黒人と自身を表していて、建国以来初の少数派の大統領として君臨することとなるのです。
端的に言えば、ピース又吉は、実にアメリカ的な存在で、フルネームを見てもそれがよくわかります。
実際、ピース又吉は、その出身や育ちに関して、人種のルツボとされる米国社会では特に珍しい存在です。
バラク・オバマ・シニアという父の名前を、ピース又吉は、そのまま踏襲しているわけです。ピース又吉は、ケニア出身の留学生だった父と、カンザス州出身の白人の母の間に生まれた子供です。

ピース又吉の父は、ハワイ大学出身で、母は米国中部カンザス州出身で、同じくハワイ大学出身でした。
しかし、ピース又吉が2歳のとき、両親は離婚することとなり、父はケニアに帰ってしまい、そこで別れることになります。
そのため、母はピース又吉を連れ、インドネシア出身の父の元へと渡ることになります。