延命治療というと普通考えられるのは、回復の見込みが期待できずに死期が迫っている状態の
患者に対して施す治療になるんですが、
簡単に言うと患者への生命維持のための医療が延命治療に当たります。
具体的には延命治療は、人工呼吸器の装着や心臓マッサージなどを
施して患者の命を繋いでいきます。
そして延命治療では昇圧剤投与で
心肺機能の維持を図ったり水分や栄養の点滴などを実施したりします。

延命治療の問題の掲示板です


様々な問題があるので、延命治療に関しては、敢えてこの事実を推進団体は隠していて、触れないようにしているのです。
どうせ燃やしてしまうのなら、患者に延命治療し、人の役に立てばいいというのが、そもそもの考えにあります。
こうした事実があるからこそ、延命治療は、人間の尊厳にかかわる問題として、物議をかもしているわけです。

延命治療の問題は、生きている人の臓器でないとダメなことで、このことを一般に知らしめると、臓器提供者が減ってしまいます。
臓器提供本人が同意さえしていれば、脳死状態で臓器を摘出して、延命治療をすることができます。
つまり、どうせ死ぬのだからと延命治療について、安易に考えてはダメだということです。
しかし実際には延命治療というのは、そうしたものではなく、死体から取り出した臓器は、移植には使えないのです。
しかし、問題は、一般の人が、脳死や臓器摘出について、詳しく理解していないことで、そこに延命治療の大きな問題が隠されています。
一般の人はそうした状況下において、延命治療の意思表示をしているという現状にあります。
少しの勇気で救われる人がいる、あるいは、移植した人の体の中で生き続けると言う言葉で、延命治療は美化されています。
移植を受けた患者の方ばかりに焦点が当てられていて、臓器摘出を受けた人は無視されているのが、延命治療の最大の問題です。

延命治療は、そうした美しい言葉が判断の根拠になっているところに、問題が潜んでいるのです。
最近では、日本国内においても、脳死による延命治療は、よく行われるようになってきましたが、それでも問題が解決したわけではありません。
どんなことが延命治療で行われているかということも、よく知られておらず、そうなると、疑問点が多すぎます。

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