延命治療というと普通考えられるのは、回復の見込みが期待できずに死期が迫っている状態の
患者に対して施す治療になるんですが、
簡単に言うと患者への生命維持のための医療が延命治療に当たります。
具体的には延命治療は、人工呼吸器の装着や心臓マッサージなどを
施して患者の命を繋いでいきます。
そして延命治療では昇圧剤投与で
心肺機能の維持を図ったり水分や栄養の点滴などを実施したりします。

延命治療のメリットの掲示板です


末期の患者には、抗がん剤による延命治療が行われていますが、こうした措置は、ある意味、可能性を示唆しているので、そう問題はないのかもしれません。
人類は色んな病気に対する治療を構築してきましたが、延命治療というのは、そうした医学の技術の集大成の1つといってもいいのかもしれません。
しかし、実際、そうしたメリットが理解できたとしても、延命治療が、最終的に何を目と的としているのかは明確ではありません。
つまり、延命治療をする理由というのが、曖昧であることから、そのメリットを素直に受け入れることができないのです。
人生がただ単に長くなるからと言って、延命治療のメリットを受け入れることができるでしょうか。

延命治療は、自然治癒しない病気を治す力があるので、それなりにメリットがないとは言えません。
色んな考え方があるので、延命治療で長生きできたとしても、それがメリットだとは言いきれないのです。
医学の発達により、人類は様々な病気を治すことを可能にしてきましたが、未だ、延命治療の真のメリットというのは見えてきません。
長寿社会になったからこそ、延命治療の是非は、もっと問われるべきなのですが、いまだに答えは出ていません。
これまで、昔の人が治すことのできなかった病気を、延命治療は克服しているので、それだけでもメリットはあるのかもしれません。
つまり、重症の癌患者には、延命治療をしても、あまりメリットがないということになります。
しかし、癌の種類によっては、延命治療をしても、全く効果を示さないものもあります。
ただ、短い限られた人生だからこそ幸せだという考えもあるので、延命治療で生きることができても、本人は本当に幸せかどうかわかりません。
単に命を延命治療によって延ばすことが、本当に人間の幸せと言えるのとかというと、疑問です。
結局、延命治療のメリットというのは、それを受ける人の考え方によって、大きく変わってくるのかもしれません。延命治療というのは、今でもそれが正しいのか否かというのは、結論が出ていません。

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