おくすり手帳は、自分がどのような薬を処方されているのかという、
その履歴を残しておく手帳の事で、病院へ行って処方箋を貰い、
それを持って薬を受け取りに薬局へ行きます。

この時におくすり手帳も薬局で受け取ることができ、
その薬局で受け取ったおくすり手帳には、その日に貰った薬の詳細が書き込まれます。
なので、おくすり手帳があると、自分の病歴やアレルギーの有無を
簡単に医師や薬剤師へ伝える事ができます。

おくすり手帳に必要な処方箋のランキングです


確かに、おくすり手帳の中にも、ロキソニンのような市販薬もあるにはあります。
ただ、通院を伴うような病気治療のための医薬品は、例えおくすり手帳であってもなくても全く同じ。
という事で、おくすり手帳なら処方箋不要で入手出来るというのはごくごく限られた一部の医薬品に対する話で、決して一般的な話ではないのであります。
なので、まずは病院へ行って、きちんと検査をしてもらって、今後の治療方針やおくすり手帳についてを考える必要があります。

おくすり手帳医薬品は、嘗てゾロ薬と呼ばれていた後発医薬品の事で、従来から多数存在していました。
まあ早い話、新薬と呼ばれる先発医薬品にするか、おくすり手帳と呼ばれる後発医薬品にするかを自分で選べるようになったというだけの話ですよね。
ちょうどその頃だと思いますよ、医師の発行する処方箋に、「おくすり手帳変更可」という欄が出来たのは。
そして、医師がこの欄に署名する事で、患者は先発医薬品を服用するか、後発医薬品を服用するかを選べるようになりました。
ところがところが、この欄への署名をしたがらないドクターが目立ったため、考え直した厚生労働省は、「おくすり手帳変更不可」という欄に変更したんですね。
でもって、今度はこの欄にドクターが署名しない限り、薬剤師と相談して自由に変更出来るシステムにした訳ですよ。

おくすり手帳の普及により、患者自身が薬を選べる時代になったのは紛れもない事実です。
今でも勿論流れていますが、一時期テレビやラジオでは、ものすごく頻繁にそのCMが放送されていましたよね。
それが今ではさらに簡易化され、処方箋のおくすり手帳変更不可の欄にチェックが入ってさえいなければ、患者は自由に好発医薬品を選べるようになりました。
それも、処方箋のおくすり手帳変更不可の欄にチェックが入っていなければという条件付きでの事です。
最近では、「先発医薬品にされますか、それともおくすり手帳にされますか?」と尋ねてくれる親切な薬剤師さんも随分増えて来ましたね。
従来通り、医師の処方箋を発行してもらい、それを持って調剤薬局に行って、初めて購入する事が出来ます。

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