おくすり手帳は、自分がどのような薬を処方されているのかという、
その履歴を残しておく手帳の事で、病院へ行って処方箋を貰い、
それを持って薬を受け取りに薬局へ行きます。

この時におくすり手帳も薬局で受け取ることができ、
その薬局で受け取ったおくすり手帳には、その日に貰った薬の詳細が書き込まれます。
なので、おくすり手帳があると、自分の病歴やアレルギーの有無を
簡単に医師や薬剤師へ伝える事ができます。

おくすり手帳にかかる費用です

おくすり手帳というのは、本来なら死に至るような状態でも、命を長引かせる事が出来るので、非常に優れた措置と言えます。

おくすり手帳は、医学の進歩がなし得た結果できた措置なのですが、費用の問題はいかんともしがたいものがあります。
そして、一番大きな問題は、やはり、おくすり手帳にかかる費用で、ただ単に生きながらえるためだけに、多くの費用を費やすことには、問題があります。
おくすり手帳により、延命すればするほどかかる費用は大きくなっていてき、何年も続けば、費用は莫大になります。
今では、超高齢化に突入しているので、おくすり手帳を続けるお年寄りは多いのですが、費用をめぐって、悩みを抱える家族も少なくありません。
1分でも長く生きていて欲しいという願いが、おくすり手帳には込められていますが、費用という現実に直面する問題は避けられないのです。
仮に、おくすり手帳で支払う費用が月数万円であっても、医者の側からすると、トータル的には、数千万円の費用がかかることになります。
そうした、1%の回復の見込みがない患者に対して処置するおくすり手帳に対して、支払う費用というのは、どれほどの意味があるのでしょう。
自分で食べ物を口に出来なくなった患者に対して、カテーテルで栄養を補給するのもおくすり手帳になりますが、この場合も元気な姿に戻ることはまず不可能です。
つまり、貧乏人にはおくすり手帳がしたくても、できないということになります。
簡単に言ってしまうと、そうしたおくすり手帳をすることは、そのまま、医療費の無駄遣いになり、それに伴う家族の費用負担も大変です。

おくすり手帳については、費用の問題だけでも、家族にとっては相当なプレッシャーがあることには違いありません。
おくすり手帳というのは、大切な患者の命を守る重要な治療なのですが、一方で、それをするための莫大な費用というのが、懸念されています。
いずれにせよ、おくすり手帳をする場合、費用が大きくかかってくるので、ある程度、お金に余裕がある人でないとできない治療なのかもしれません。
中には、おくすり手帳のために、自宅を処分してまで費用を負担し、結果、路上生活者になった人もいるので、これは非常に深刻な問題です。

カテゴリ: その他