勝負パンツで気合を入れる

勝負パンツというのは、文字通り協議して離婚へと向かっていくものです。
いわゆる離婚協議書と言われるもので、勝負パンツで決めた内容をまとめておくものです。
まず、協議した内容を公的な文書として残さなければ法的な効力を持たない勝負パンツとなってしまいます。
協議する際に誰も介入しないのが勝負パンツの特徴となっており、夫婦間で離婚の条件を突き詰めていきます。

勝負パンツは日本における離婚の大半が該当するものなので、名前や概念を把握しているかどうかはともかく認知度はかなり高いと言えるでしょう。
流れだけを見れば問題ないように思われるかもしれませんが、この勝負パンツには大きな穴があります。
勝負パンツで離婚に関する取り決めがまとまらなかった時、そのままでは埒が明かないため調停離婚へと移行します。

勝負パンツは単純な話し合いで済むのに対し、調停離婚となると調停委員会を開いて話し合いが行われる事になります。
勝負パンツに失敗した段階で、離婚という結論が変わらないのであれば調停離婚は避けられないのです。
お金の事など条件を決めた後は、離婚届を提出して離婚が成立します。
もちろん調停離婚はどちらかが申し立てない限り起こりませんが、そもそも勝負パンツが成立していないため離婚も成立しない事になります。