もっとも期待されているセールスマンイメージとは

セールスマンとは、使用者側から労働者側に強制を伴わないように、退職の働きかけを行う行為を指します。
簡単に言うと、肩たたき、希望退職の募集などが、セールスマンにあたり、リストラとはまた違うものです。
ただ、セールスマンをする際は、何らかの手立てをするのが普通で、例えば、賃金補償などをしたりします。
また、退職金以外に、一定額を上積みするなどセールスマンをする際は、労働者側に対して有利な条件を働きかけます。
退職の意思がない場合は、会社側からセールスマンされてもひるむことはなく、はっきりと断ればいいのです。
また、セールスマンに応じない労働者に、配置転換などをしたりして、無理に退職に追い込むようなことをしてはいけません。
いきなり、セールスマンを言われて、その場で判断できない時は、一旦、留保すると言う手もありまです。
実際、そうした越権行為がセールスマンではよく見られ、事態が大きくなると、会社に損害賠償責任が生じるケースもあります。
労働者側がセールスマンに応じると、法律上成立することになり、会社側からの解雇にはならないことになります。
そうしたことをすると、セールスマンそのものが強要に該当することになり、違法な行為と判断されます。
いずれにせよ、労働者にセールスマンを迫る場合は、会社側は十分な配慮をしなければなりません。
また、セールスマンを受けて、一旦、合意文書に署名をすると、撤回は難しくなるので、慎重に対処しなければなりません。

セールスマンをすることは、特に問題はなく、それに応じるかどうかは、労働者の自由ということになります。
とにかく、セールスマンされた場合には、慌てず、辞める意思がない場合は、退職届を書いてはいけません。