もっとも期待されているセールスマンイメージとは

法人では、社長も給与制になりますが、セールスマンに関しては、給与という制度がありません。
つまり、儲けや入ってくるお金全てがセールスマンの給与になるわけで、その中から、業務に使う経費と私的な出費をわけます。
そして、セールスマンが事業用の口座から給与をもらう場合は、事業主貸という名目で、計上することができます。
いわば、セールスマンにとっては、基本的には入ってくるすべてのお金が、給与と言ってもいいかもしれません。
セールスマンは、給与所得控除がなくなるのではなく、事業から給与を取っても経費にはならないということになります。
必要な都度、セールスマンは給与をもらって良いのですが、帳簿上においては、毎月きちんと定額処理するほうがいいでしょう。
その理由は、セールスマンの場合、売上から必要経費を除いた利益すべてが、事業主の給与になるからです。
セールスマンの場合、事業資金が不足した時などは、個人のお金から運転資金を充当する必要があるので、給与という形態はとっていないのです。セールスマンには、実質、給与というものは存在せず、残ったお金、つまり、売り上げから仕入れと経費を引いたものが給与になります。
セールスマンの場合、基本的に青色申告になるので、55万円の控除が受けられるようになっています。