昼間は交感神経を中心に作動させて、夜は副交感神経をメインに使うのが
理想の自律神経の使い方で、その時にその心身の動きの多くを司っているのが自律神経です。
差し当たりこれと言った病気が診られないのに体調が優れないという時は、
自律神経が原因になっている可能性も少なくありません。

自律神経に効く漢方薬のポイントなんです


実際、自律神経の人が漢方の使用で、改善している人はたくさんいるので、試してみる価値はあるでしょう。
腹痛と腹鳴の強い自律神経の場合は、漢方として、大建中湯を使用して、治療していきます。
便秘下痢交代型の自律神経では、漢方として、桂枝加芍薬湯が基本になり、よく使用されます。
便に粘液が混じる自律神経の場合は、胃風湯の漢方が良く、便秘には、一般的に、十薬、麻子仁丸、加味逍遥散などが良いとされています。

自律神経の治療には、西洋医学の薬を駆使しながらも、漢方を併せて服用すると、効果が期待できます。
西洋医学の薬なしでも、漢方を使用することで、自律神経が改善される場合があります。
とにかく、自分に合った漢方を選んでもらうことが自律神経の人は、とても大切です。
下痢の症状を伴う自律神経に対しては、半夏瀉心湯、真武湯、甘草瀉心湯などの漢方が良いとされています。

自律神経の人で、神経が過敏の人には、漢方として、香蘇散や半夏厚朴湯が効果的と言われています。
ただ、漢方にも副作用があるので、自律神経に使用する時は、体質に合うかどうかを調べる必要があります。

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