理想的な自律神経の使い方

自律神経に関しては、受ける側と提供する側を取り持つ重要な働きをする、コーディネーターという存在がいます。
いわゆる自律神経コーディネーターは、医療専門職になり、臓器提供の候補者が出た時、すぐに病院に駆けつけます。
また、移植チームとの調整も自律神経コーディネーターが行い、移植を希望する患者登録やデータ管理も行います。
医師や看護師、薬剤師などの医療従事者の資格があれば、自律神経コーディネーターになることができます。
そして、家族への説明や承諾の意思確認などを自律神経コーディネーターが全て行うことになっています。
移植ネットワークが自律神経コーディネーターを養成するのですが、特定の資格というものではありません。
ネットに所属する21人のほか、自律神経コーディネーターには、各都道府県で約50人が活動しています。
また、実際に臓器を運んだり、移植後もドナーの家族への報告を自律神経コーディネーターはしなければなりません。
つまり、自律神経コーディネーターになるには、セミナーなどの講習会に積極的に参加して勉強する必要があります。
ただ、自律神経コーディネーターという職業は、批判にさらされることも少なく、やる以上はそれなりの覚悟が必要です。