ソフト開発業界へ新卒就職の体験談です
新卒就職を考えている人のための講座というのが、先日ある人材派遣会社の主催で開かれました。
事実、中高年の転職を取り上げたブログやサイトでも、パソコンの重要性と共に、事務処理資格の重要性も謳っています。
妻なんか大声を張り上げて言いますよ、きっと、”今さら何を考えてるのよ!”ってね。
もっと自分には出来る事があるはずだと考えている人も多いようでしたよ。
何もみんながみんな今の仕事や会社に不満があるから新卒就職を試みる訳じゃないんですよね。
新卒就職で成功するには、これまでに複数の職種を体験し、複数のスキルや資格を有しているといいというような話が口座の中では言われていました。
新卒就職でIT関連の企業に入るためには、意外や意外、簿記やTOEICの資格を持っているとかなり有利になるとか、ならないとか・・・。
実際、IT関連、特にソフト開発の仕事をしている人の中で、簿記の資格を持っている人は、まだまだそう多くはないでしょうね。
事務関連の資格は実務経験不要のものが多いので、新卒就職を考える上での準備の一つとして取得するというのは悪くないと思いませんか。
正直言って、新卒就職を試みるのはかなり無謀な事、恐らく家族に話したら猛反対されるでしょう。
新卒就職組として迎え入れ、即戦力として今まで不足していた部分を補ってもらえるのであれば、会社としては少々いい条件を出しても惜しくはないというものです。
今も社内のシステムエンジニアという立場ではありますが、限られたソフトの開発や管理では退屈なのです。
そのために、こっそりいくつかの資格をとりたいんですよね、事務処理関係や医療事務関係などの。
ただ、今の会社で20年頑張ったんですから、残りの20年は自分の本当にやりたい事をやりたいんですよね。
新卒就職を考える人にとってキーとなるものはなんでしょう。
今回の新卒就職講座に出席していた人の多くは、私と同じように、遣り甲斐を求めている人達でした。
新卒就職のランキングを見ると、学生の人気がサービス業に集中しているのに対し、市場関係者は、ベスト5のすべてに製造業を挙げています。
また、村田製作所も市場関係者の新卒就職のランキングでは上位に君臨していて、積層セラミックコンデンサーでは世界トップです。
日本には世界に冠たる製造業がたくさんありますが、学生の新卒就職のランキングではそれが反映されていません。
新卒就職のランキングを見ると、就職人気企業の劣化が進んでいるのは否めません。
要するに、新卒就職のランキングを見てわかるのは、人気上位の企業のすべてがほぼ、同種の身の回り産業で固まっているということです。
身の回り産業への異常な就職人気が、新卒就職のランキングではハッキリと露呈していて、これは、そのまま製造業への極度の不人気を示しています。
海外で仕事をしたいのなら、新卒就職のランキングに惑わされず、製造業を選ぶのがベストです。
リーマンショック前の新卒就職のランキングを見ると、その当時はトヨタ自動車、ソニー、日本電気などの製造業が人気でした。
経営者が見る新卒就職のランキングと学生が見るそれとは大きくかけ離れていて、企業評価とは別物なのです。新卒就職というのは、不況下にあって、毎年、厳しい状況にありますが、企業を比較検討する上においては、ランキングが役立ちます。
つまり、リーマンショック後に新卒就職のランキングは、大きく変容したということが言えます。
つまり、近年の新卒就職のランキングを見ると、人気がサービスや消費財産業に偏っている傾向にあります。
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