新卒就職の良き案のポイントとは
新卒就職問題は、自動車メーカーを筆頭に、各業界がより良き案を探っていることだろう。
日本のお家芸である「カイゼン(改善)」という言葉が、今は皮肉にも新卒就職と言う形で迫られている。
新卒就職は、トップダウンとボトムアップの双方向で案を練り、アイデアを出しながら進めていかなければ、効果は期待できない。
企業のトップが新卒就職にあたり、忘れてはならないのが消費者と従業員なのは言うまでもない。
新卒就職を速やかに推し進めて、トヨタを筆頭に各自動車メーカーにも頑張って頂きたいし、自動車メーカーの衰微如何で、他のあらゆる業種の方向も決まってしまう。
「ハード」と「 ソフト」両面の新卒就職が同時進行して初めて、結果が出ると思うが如何だろうか。
新卒就職のランキングを見ると、学生の人気がサービス業に集中しているのに対し、市場関係者は、ベスト5のすべてに製造業を挙げています。
また、村田製作所も市場関係者の新卒就職のランキングでは上位に君臨していて、積層セラミックコンデンサーでは世界トップです。
日本には世界に冠たる製造業がたくさんありますが、学生の新卒就職のランキングではそれが反映されていません。
新卒就職のランキングを見ると、就職人気企業の劣化が進んでいるのは否めません。
要するに、新卒就職のランキングを見てわかるのは、人気上位の企業のすべてがほぼ、同種の身の回り産業で固まっているということです。
身の回り産業への異常な就職人気が、新卒就職のランキングではハッキリと露呈していて、これは、そのまま製造業への極度の不人気を示しています。
海外で仕事をしたいのなら、新卒就職のランキングに惑わされず、製造業を選ぶのがベストです。
リーマンショック前の新卒就職のランキングを見ると、その当時はトヨタ自動車、ソニー、日本電気などの製造業が人気でした。
経営者が見る新卒就職のランキングと学生が見るそれとは大きくかけ離れていて、企業評価とは別物なのです。新卒就職というのは、不況下にあって、毎年、厳しい状況にありますが、企業を比較検討する上においては、ランキングが役立ちます。
つまり、リーマンショック後に新卒就職のランキングは、大きく変容したということが言えます。
つまり、近年の新卒就職のランキングを見ると、人気がサービスや消費財産業に偏っている傾向にあります。
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