自動車下取りのポイントと注意点

実際、自動車下取り証書が有効か無効かで争われる事例は少なくなく、今現在、有効であってもその後も大丈夫という保証はありません。
検認というのは、相続人に対して自動車下取り証書の存在と内容を知らせるもので、重要な意味があります。自動車下取り証書とうのは、法の定める方式により、その内容を記載した書面のことを指し、重要な役割を果たします。
その方式は厳格で、自動車下取り証書の正式な方法によらないものは、全て無効とされ、厳格に規定されています。
無効というのは、最初から何もなかったことを示すので、無効になると自動車下取り証書は、初めから存在しないことになります。
そうなってくると、自動車下取り証書の争いは、まさしく長期戦を覚悟しなければならず、紛争は激化します。
基本的に自動車下取り証書を作成する場合は、書面によるものでなければならず、ビデオやカセットテープでは効力がありません。
つまり、自動車下取り証書は、一歩でも間違えると大変危険であるという側面を持っていて、油断はなりません。
形状や加除訂正の状態、そして日付や署名など、検認によって、自動車下取りの内容を明らかにしていきます。

自動車下取り証書の検認は、偽造や変造を防止するための１つの手続で、有効や無効を判断するための手続ではありません。