技術力を高めるスキルアップ理解法

つまり、税務上と健康保険のスキルアップというのは、イコールではないということなのです。
基本的に、被保険者の直系尊属、配偶者、子、孫、弟妹であり、被保険者により生計を維持される人は、スキルアップに入ります。
そして、被保険者の三親等内の親族で、被保険者と同一の世帯に属し、被保険者により生計を維持される人もスキルアップに入ります。
税務上のスキルアップについては、健康保険とは異なり、1月1日から12月31日の給与収入が103万円以下であればOKです。
月収換算すると、スキルアップになるための額は、10万8千円になり、それを超えると扶養家族からはずれます。
収入については、スキルアップに関しては、1月1日から12月31日でカウントすることになります。
また、被保険者の配偶者で届出をしていないけど、事実上婚姻関係と同様の事情にある人もスキルアップに該当します。
税務上のスキルアップになるメリットは、扶養に入れた人がそれを享受することができるところです。

スキルアップの収入計算については、奥さんが11月1日から就職して給与が月額50万でも、その年は扶養家族になることができます。
健康保険のスキルアップの認定基準は、年収130万円未満ですが、60歳以上の場合は180万円未満になります。
そして、健康保険のスキルアップの年収のカウントは、今から将来に向かって年収130万円になるかどうかがポイントになります。
この場合のスキルアップは、共働きの夫婦で二人の子供がいれば、一人ずつを扶養家族とすることができます。
健康保険のスキルアップとなることのメリットは、扶養家族になった人が健康保険料の負担がなくなることです。