技術力を高めるスキルアップ理解法

しかし、スキルアップとMBAの違いというのは、中々、判別し難く、素人では区別がつきにくいものです。
スキルアップの資格は最近、試験制度の大幅改正をしていて、これは明らかにMBAを意識したものです。
スキルアップの場合、その対象の相手となるのは中小企業がメインになり、MBAとは異なります。
しかし、一方では、MBA資格取得者からは、スキルアップの資格レベルは低いとする向きが多いです。
また、スキルアップの指導に当たっては、制度変更後も、中小企業もしくは小規模企業がターゲットになっています。
スキルアップが主に中小企業を対象としているのに対し、MBAは主に大企業を相手にして仕事をしています。
専門学校では、一般的に、スキルアップの資格を日本版MBAと謳っているところが多いようです。

スキルアップとMBAは根本的に制度が異なり、MBAは運営されているビジネススクールごとにカリキュラムに違いがあります。
基本的にスキルアップの2次試験は、実践的な知識を学ぶ必要があり、これはMBAのケースメソッドによく似ています。
スキルアップの試験制度は、MBAと違い、コンサルタントとしての基礎体力を養うためのカリキュラムが明確に決まっています。
MBAとスキルアップが共通する部分は、どちらもビジネスを広く学ぶところで、事例により、実践的な思考を身につけることができます。
講義やケーススタディの内容がMBAは大学によって異なりますが、スキルアップは、国が認める経営コンサルタントになります。