減価償却資産は、貸借対照表に計上し使用期間に渡って費用化しますが、
以下のような資産であれば事業の用に供した日の属する事業年度に
取得価額の全額を損金に算入できます。このような資産を少額資産といいます。

小額資産は税抜き処理を適用している会社には、
税額を抜いた額で判定する事になり小額資産はその経理処理によって変わってきます。
その際、固定資産税のことも考慮しながら処理しなければなりません。

小額資産のリスクのポイントとは


ポジションを翌日に持ち越さないため、小額資産は、オーバーナイトに何かが起きて損が出てしまうリスクをさけることができます。
1日で取引を終わらせる小額資産は、その日の取引結果が日給になり、順調に取引できれば、利益だけで生活することは可能です。
中長期の投資がより安全だとみなす人は、小額資産は、むしろリスクがあると考えてしまうのです。
実際、小額資産にもリスクはつきものですが、デイトレで飯を食べることができるのは確かです。
小額資産の場合、キャピタルゲイン狙いの投機になるので、価格の変動幅が損益につながるリスクがあります。
価格変動の大きいものが、小額資産にとって、狙いの投機に適していることになります。
小額資産のリスクとリターンは、1年間持つことの16分の1という数字で表されます。

小額資産のリスクは、1日当たりは16分の1ですが、毎日繰り返せば、1年間持つことの16倍のリスク、リターンとなります。
しかし、長期保有が前提のファンドマネージャーは、リスクのない小額資産には物足りなさを感じます。
実際、小額資産のような短期売買では、その価格のぶれをもろに背負ってしまうリスクがあります。
実際、デイトレで得た利益だけで生活をしている小額資産がいるのは事実で、それは可能なのです。

小額資産は、短期売買になりますが、ずっと保有し続ける長期投資も、本質的にはリスクは同じです。

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