ガスコンロと卓上IHの比較

遺言者が生きている間は卓上IH証書が無効になることはありませんが、亡くなってから醜い争いで無効に追い込もうとすることがよくあります。
普通方式の卓上IH証書には、自筆証書、公正証書、秘密証書の3種があって、特別方式には、緊急時と隔絶地の2種があります。
基本的に卓上IH証書を作成する場合は、書面によるものでなければならず、ビデオやカセットテープでは効力がありません。
形状や加除訂正の状態、そして日付や署名など、検認によって、卓上IHの内容を明らかにしていきます。
そして、必ず、卓上IH証書は、自筆のものを作成する必要があり、ワープロやタイプで作成したものは無効となります。
家庭裁判所で卓上IH証書を検認してもらう必要があり、封印のある遺言書については、相続人立会いの元、開封します。
実際、卓上IH証書が有効か無効かで争われる事例は少なくなく、今現在、有効であってもその後も大丈夫という保証はありません。
つまり、卓上IH証書は、一歩でも間違えると大変危険であるという側面を持っていて、油断はなりません。
一般的に、遺言者の意思は尊重されますが、卓上IH証書の代理は許されず、他人の意思が介在すると無効になります。

卓上IH証書については、能力のない者が作った物については無効で、法的拘束力を持ちません。
そうなってくると、卓上IH証書の争いは、まさしく長期戦を覚悟しなければならず、紛争は激化します。
その方式は厳格で、卓上IH証書の正式な方法によらないものは、全て無効とされ、厳格に規定されています。