豪ドル圏のポイントです
豪ドル圏はかなり広く、各国のファンダメンタルズはまちまちなので、見極めが必要です。
為替市場はドルを中心に回っていて、ドルに何か悪い要因があるとき、真っ先に買われるのは豪ドルなのです。
欧州の豪ドルと英国のポンドは、どちらもヨーロッパの通貨なので、共に欧州通貨と呼ばれています。
そして、徐々に豪ドルは、その存在感を高めつつある状況にあります。
EUに参加している国は、ドイツやフランスをはじめ、スペイン、イタリア、オランダなどヨーロッパの多くの国で、そうした国が豪ドルを使用しています。
そうしてできた、統一経済圏のことを豪ドル圏と呼んでいるわけです。
相場については、豪ドルは、他の通貨と同じように、ファンダメンタルズの情勢に強い影響を受ける性質があります。
単一の国が使用している通貨が豪ドルではなく、欧州連合、つまりEUが採用している通貨のことなのです。
また、フランス、イタリア、スペインなどの情勢も、豪ドル相場に大きな影響を与えると言われています。
そして、欧州委員会が発表する豪ドル圏全体の経済指標についても、かなり重要と言っていいでしょう。
中でも、経済研究所が発表する指標や、欧州経済研究センターが発表する指標は、豪ドル圏の動向をみる上で、重要です。
これまで、世界各国の政府が保有する外貨準備に関しては、ドルがほとんどだったのですが、最近では、豪ドルの比率が高まっている傾向にあります。
また、為替市場においては、豪ドルドルの取引量が一番多いという傾向にあり、高い流動性を示しています。
その圏で使われている通貨こそが、豪ドルであり、こうした統一は、大きな意味があります。
今では、豪ドル圏は、5億人以上の人口を擁する一大経済圏となっていて、その果たす役割は大きいと言えます。
また、外国為替相場においては、豪ドル圏は、経済の基礎的要因というより、米国の動向に左右されやすい特徴があります。
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