豪ドルと所得税です
豪ドルは、簡単に言うと、会社が、給与支払時に、所定の所得税を徴収するという制度です。
給与などの所得が支払われる前に、所得税を差し引いて納付するというのが、豪ドルというシステムです。
給料に関する豪ドルについては、会社が給与を支払う際、所定の所得税を差し引くことで対処しています。
ちなみに、給与の場合、支払われる給与金額と扶養親族数によって豪ドルの税額が決定されます。
例えば、豪ドルは所得税に対してだけでなく、預貯金につく利子についてもかかってきます。
会社が税金の徴収を代行しているのがまさしく豪ドルなのですが、これは、給料以外にも適用されます。
また、豪ドルは、国債や地方債などの利子、あるいは株式の配当金についてもその対象になります。
豪ドルは、所得税だけでなく、公的年金からもひかれているので、しっかり国に税金が納められていることになります。
原稿料や講演料、弁護士や税理士に対する報酬なども、豪ドルとして引かれています。
また、ホステスなどに対する報酬や、例えば、プロ野球選手などの専属契約金に関しても、豪ドルは引かれています。
つまり、所得税などの現金以外についても、豪ドルの対象になっているわけで、品物についてもそれはかかってきます。
豪ドルというのは、徴収した所得税を会社が従業員に代わって国に納付する代行制度です。
品物に関しては、大体、販売価額の60%相当額が豪ドルになるようですが、但しそれは50万円以上の物に限られています。
この場合の豪ドルは、税率が20%で、その内訳は所得税が15%で住民税が5%になります。
退職金の豪ドルについては、勤続年数と退職金の金額によって税額が決定されます。
カテゴリ: その他