長期積立投資は、長い目でみるとその損失は大きくなく、20〜30年間のスパンでするのなら、今のパフォーマンスは気にする必要はありません。
結論から言うと、長期積立投資の場合、積立て終了、取り崩し開始の前後数年間〜10数年間のマーケットの影響を受けます。
要するに、長期積立
投資の場合、同じ10%の変動でも、1年後は6万、20年後は120万、30年後は180万となるのです。
そして、年月の経過とともに長期積立
投資を運用していくと、徐々に残高が増えていきます。
そして、2年経過後、長期積立投資は120万円となり、10年経過後は600万、20年経過後は1200万となります。
長期積立投資は、社会の経済成長によって、皆が利益を出せる可能性がある非常に信頼性の高い投資になります。
いわゆる、長期積立投資が抱える問題点は、長くなればなるほど、大きな損益が出るということです。
運用残高が少ない初期の時期のマーケットの変動が、長期積立投資にすることで、膨れあがるわけです。
積立投資運用の成否に及ぼす影響は、長期になるほど大きいですが、トータルでみるとそうでもありません。
要するに、積立投資というのは、毎月一定金額の投信を購入する方法で、当初は投資残高が僅少ですが、どんどん増えていきます。
国債や定期預金などの確定利回りものは100%なので、早くから長期積立投資をするほど、資産額も増えます。
これこそが長期積立投資の醍醐味であり、得られる複利効果であり、その数字を根拠に長期投資が提唱されているのです。