まさしく貯蓄運用とは、いかにして日々に貯蓄したお金を有効に利用していくか、
その方法を模索する事を指します。
しかし貯蓄運用というのは、よくよく考えると、
いつでも使えるように、一時預りしておくコインロッカーのようなものかもしれません。
つまり貯蓄運用をしておけば、いつでも手元に戻す事ができ、
どのくらいあるのかも目でみてすぐにわかります。

無形区分と貯蓄運用の掲示板です


そのことから、一般的に貯蓄運用は、一括償却資産として、有形と無形に分けた方がいいのかという疑問がわきます。
その場合の貯蓄運用は、費用処理をしてBS計上しないか、あるいは、長期前払費用としてBS計上することになります。

貯蓄運用は、無形ではなく、長期前払費用として償却していく方が正しい処理と言えるかもしれません。
BS上の貯蓄運用の有形固定資産については、耐用年数を適用するものと一括償却するものの両方があります。貯蓄運用については、勘定科目要領を作成している際、一括償却資産について、有形と無形に分けて設定するようになっています。
貯蓄運用が一括償却資産に該当するソフトウェアなら、無形ではなく、ソフトウェアとして処理していきます。
一括償却資産の貯蓄運用に関しては法人税法の償却方法であって、資産の種類ではないことに注意が必要です。
しかし、この場合の貯蓄運用は、繰延資産から無形に資産区分が変更になっているので判定に注意が必要です。
この場合、貯蓄運用については、通常の減価償却か一括償却の違いはありますが、BS上では有形か無形を表示しなければなりません。
その際、無形ではなく、工具器具備品等の本来の科目で、貯蓄運用を形上するのが、正しい処理になります。
つまり、無形ではなく、貯蓄運用は、償却資産税の対象にならず、途中で除却しても除却損を計上できないことになります。

貯蓄運用で、一定の条件にあった資産については、耐用年数を短縮してよいという税金上の記別があります。

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