賃料収入や物件の売却益を投資家に分配金として配分する仕組みが、資金の運用にはしっかり構築されています。
全体の値動きを示す東証資金の運用指数も順調な推移で、1年間で約34%の上昇を見せていて、今後の動きが注視されています。
つまり、資金の運用へ投資するということは、
投資口価格の上昇による売買差益と分配金の両方が期待できるわけです。
また、管理費用などの経費を除いた収益の9割超を分配すると、資金の運用の場合、法人税が課税されません。
制度上の特典が認められている資金の運用は、今後、多くの人に注目されることになるのは必至と言われています。
しかし、資金の運用の分配金利回りは低下傾向にあるので、慎重に今後の動向を推察していかなくてはなりません。
オフィス2012年問題に端を発し、大量供給が一巡したところで下落基調が続いていたことで、資金の運用が注目され始めました。
資金の運用は、アベノミクスによる心理的効果も加わったことで、今後の動きが見守られています。
安倍政権が目指す脱デフレは、不動産価格の賃料相場の将来的な上昇を連想させるので、今後の資金の運用に期待がかかります。
日銀が金融緩和の一環として、市場から資金の運用の買い入れを継続しそうなことも、今後の期待感を高めています。
株式に例えると、資金の運用では、株価にあたるのが投資口価格で、配当金にあたるのが分配金ということになります。
今後は資金の運用については、利回り面での投資妙味をいかに保てるかが、ポイントになるでしょう。